越谷の地域活動





越谷のホタルを育てる会


その1〜「越谷のホタルを育てる会」の発足〜


越谷とホタルのつながりは昭和59年に、越谷市がホタルの里親事業を開始したのをキッカケに生まれた。 この事業は3年間続き、その後出羽地区が引き継いでいる。

 昭和60年から3年間、当時の出羽子供会が、子供たちの夢を育むために、出羽公民館でホタルの幼虫を配る催しも開始。
もう一度ホタルが住めるきれいな越谷の街づくりを目標とした。
越谷市とホタルのつながりがどんどん強まり、昭和63年の6月19日「越谷のホタルを育てる会」が誕生した。

 花田苑で「ホタル鑑賞の夕べ」を始めたのは平成9年。「越谷のホタルを育てる会」発足10周年をキッカケに、 ホタルのエサとなるタニシなどがたくさんいる「花田苑」で、毎年6月にホタルの幼虫を放し、 7月半ばに「ホタル鑑賞の夕べ」を開くようになった。
 他にも、児童館ヒマワリやコスモスでもホタルに関連した催し物があり、 児童館コスモスでは「ホタルとプラネタリウムの夕べ」が開かれている。

 7月の「ホタル鑑賞の夕べ」が終わると、9月には「越谷のホタルを育てる会」から会員の方々へホタルの幼虫を配り、 ホタルの飼育説明会を開く。そして翌年6月、花田苑へホタルの幼虫を放しに行く。

 また、ホタル関連だけでなく、子供たちに農業の楽しさ面白さなどを是非知ってもらいたいという思いから、 会の子供たちを中心に、10月のいも掘りなどの収穫祭や、翌年5月の芋の苗つけなども行っている。

 「越谷のホタルを育てる会」も、今年で19周年。今では会員数も100名を超え、小学生からシニア層まで、 幅広い世代の方々から支持され続けている。来年は20周年を迎えるということで、新しい企画を計画中とのこと。

*「越谷のホタルを育てる会」についてのご連絡・ご質問は、
 048−965−8945(越谷のホタルを育てる会 事務局長 鈴木正明さん)まで。
 年会費は、大人…1000円 高校生以下…300円


【取材ご協力ありがとうございます】 越谷のホタルを育てる会 事務局長 鈴木正明さん
【参考資料】 「ホタル輝く彩の国」埼玉県ホタル保全連絡協議会

【記事】 越谷っ子特派員 阿部智恵美 (2006年7月取材)