越谷っ子TOPICS―地域活動





出羽小学校のチューリップ


4月の入学式シーズンより、出羽小学校では、約1万2000球、5種類以上のチューリップが、校庭をぐるりと囲んで花を咲かせている。 出羽小学校130周年を記念し、「花いっぱいの学校」を目指し、3年前に開始された。 出羽小は校舎・建物も美しい学校。それを活かすためにも花でいっぱいにし、美しい学校にしたかった、とのこと。


出羽地区のチューリップ生産農家さんから、花の育て方・球根の育て方などの指導を受け、翌年の栽培にもつなげている。
花が終わる頃、葉を2,3枚残して頭から切ってしまい、5月下旬から6月にかけて、球根を太らせる。掘り起こし、日陰に干す。9月中旬には、高学年の生徒が大・中球根を選定し分ける。


そして、子供たちとお父さんお母さん、そして先生が、みんなで一緒に球根を植える。 出羽小では、4月の「出羽チューリップフェスタ」の1人1鉢チューリップ以外にも、学校で育てたチューリップを提供している。



 「子どもたちは、その学年なりに一生懸命チューリップを育てていますよ。広い校庭をぐるりと囲んで植えて ありますから、校庭の端から端まで水を運ぶのも大変ですが、1,2年生も自分の植えた球根の近くに、 割り箸に名前を書いて目印を立てて、 そこに熱心にお水をあげています。」と話してくださったのは、教務主任の清水先生。

「裏庭の花壇には、チューリップで文字を作っています。今はもう花が終わってしまいましたが、入学式にあわせて 『2005出羽小』などの花文字を作り、新入生を迎えます。上の教室のベランダから見るときれいですよ。」




お話を伺った後、校門を出ると、体育の時間がはじまり、子どもたちが校庭のチューリップ花壇に沿ってマラソンしていました。 みんな、きれいに元気に咲くチューリップに励まされながら、頑張って走っていました。